卒業生メッセージ

そのキラキラが未来の自然を守ると信じて

寺田 浩之 さん

平成14年 環境生命科学科(現応用生命科学科)卒業(生態学研究室)
NPO法人 こども自然公園 どろんこクラブ 勤務

 私の仕事はひと言でいうと「自然の魅力を伝えること」です。具体的には、NPO法人の職員として、環境教育事業の企画、運営を行っています。同時に、フィールドとしている公園の自然環境保全、組織の運営なども行っています。

 この仕事の最大の魅力は「子どもたちのキラキラした目に出会えること」です。大げさだと言う人もいますが、自然の中で未知なるモノに触れた瞬間の目は本当にキラキラしているのです。当初、「未来の自然を守るため」だと意気込んではじめた仕事ですが、いまの楽しみはキラキラした目に出会うことになってしまっています。

 この仕事に出会ったのは、大学4年のころでした。私は神奈川県内水面試験場の研究生として席を置きながら、「ホトケドジョウ」という絶滅危惧種の生態を研究していました。その研究の傍ら環境教育の手伝いをする機会があり、そこで「キラキラ」に出会ってしまい、卒業後も環境アセスメントの仕事をしながら、休日は月に何回か関わることとなりました。それから、「未来の自然を守るため」には「自然の魅力を伝えること」が重要であると考え、それを仕事にするための経験を積んで、今にいたっています。

 私が「未来の自然を守る」という夢に素直に向き合い、貫きつづけていられるのは、大学の自主性を重んじた校風の影響も大きかったと感じます。しっかり親身になって相談に乗っていただける先生たちも魅力です。ちなみに、私はいまでも時々、お酒を飲みながら東浦先生に相談にのっていただいています。

 いまの私の目標は、もっとたくさんの「キラキラ」に出会うための新たな組織を立ち上げることです。この文を書くにあたりこのページを見て、同期のみんなもそれぞれの分野で活躍していることを知り、とてもいい刺激を受けました。その刺激を力の源として、これまで以上に全速力で突っ走っていこうと思います。