卒業生メッセージ

山下 治城 さん

一つの分野を深く学んだ経験が現在の私の支えになっている

平成19年 大学院修士課程修了(環境ストレス生理学、現環境応用動物学研究室)
日本製紙株式会社 岩国工場 原質部 調成課 勤務

 私の所属する調成課では、原質課が製造したパルプ・炭酸カルシウムを受け取り、製品の紙に求められる性能・性質に合った製紙原料(パルプや様々な薬品)を一定の処方を元に調成(調製・調合・混合)しています。紙の生産工程は複雑にしてダイナミック、操業現場では研究室で想定される理論通りにはならないことが多いのですが、基本原理・原則に立ち返って検証することで、新たな研究開発の種や技術そのものの進歩につながるところに面白さがあります。また、操業現場では多くの人が連携を取りつつ体を動かすことが多く、共同作業による達成感も得られます。

 私は東京薬科大学のアットホームな雰囲気の中、心から好きだと思える分野を見つけ、基礎から最先端までじっくりと学ぶことができました。現在の業務では、学生時代に身に付けた専門知識を活用することはありませんが、一つの分野をじっくり深く学んだ経験は、私が仕事をする上での基礎となっています。

 東薬の生命科学部の魅力は、とてもアットホームであること。学生・教員・職員の距離が非常に近く、本人が望んで行動すれば、本当にいろいろなことができる環境に恵まれています。