卒業生メッセージ

平野 泰子 さん

人生の中で、大切な四年間

平成23年 環境ゲノム学科(現応用生命科学科)卒業 (環境分子生物学、現応用微生物学研究室)
再春館製薬所  研究開発 勤務

 私は平成23年に東京薬科大学を卒業し、熊本県の株式会社再春館製薬所で化粧品ドモホルンリンクルの研究・開発を行っています。

「皆さんは化粧品の開発と聞いて、何を想像しますか?」

 私の会社は、テレマーケティングシステムを利用した通信販売で商品を直接お客様へお届けしています。商品開発をする上でもお客様と直接お話しする機会が常にあり、「どんな商品を使ってみたいのか?」「どんなお肌の悩みがあるのか?」など、商品コンセプトのヒントをインタビューで伺う事ができます。その会話一つ一つでお客様と深くお話をすることで「どんな化粧品にしたらよいか?」「どんな成分を入れたら悩みを改善できるか?」など商品の特性を築け、実際商品の設計、試作を行う事が出来ます。この会社では手掛けた商品が世にでるまでの全てを見届ける事が出来ます。私はまだ新入社員ですが、先輩方の力を借りながら日々ドモホルンリンクルを使ってくださるお客様のお悩みを改善する為に努力しています。

 在学中は就職活動の時期になるまで、どんな業種に興味があるのか?どんな仕事がしたいのか?ということは考えていませんでした。しかし、改めてこれまでに学んできた専門的な知識や実習を振り返ったとき、自分が何に興味を持っているのか気付く事ができました。皆様もご存じの通り、実習ではただ操作を行うだけでなく、内容を理解する為の問題が用意されていて、とても苦労した事を覚えています。今となってはそれがあったからこそ自分で考える力を育む事が出来、結果として化粧品開発と言う分野に興味を持て、今の道に進む事が出来たのだと思います。

 私は決して勉強が得意な方ではなかったのですが、友人や先輩に助けられなんとかここまで来ることができています。大学は勉強をする場所ですが、それ以上に生涯の友人を作って行ける所だと思います。これから東京薬科大学に入学する方、今大学生活を楽しんでいる在学生の方、将来を不安に思う事もあると思いますが、迷ったときは身の回りの友人に手を貸してもらいながら少し振り返ってみて下さい。意外な自分を知る事が出来るかもしれません。そして、自分の信じた道は迷わずに突き進んで下さい。

 東京薬科大学で4年間過ごし、沢山の思い出が出来、沢山の人と出会え、沢山笑って、沢山泣いて、沢山の人に助けられた事から自分が本当にしたい事が見つかり今の私を支え、現在の“縁”へと繋がっているのだと思います。皆様も是非、充実した時間を過ごして下さい。私はここ東京薬科大学に入学して本当に良かったと思っています。