在学生の声

環境変化に対して働くユニークなストレス応答タンパク

山田 悠介 さん

応用生態学研究室 修士課程1年

 私は昔から生物分野に関心があり、バイオテクノロジーが流行っていたこともあって当校への進学を決断しました。理系というものは大学に入ってから勉強漬けの日々なのかと思っていましたが、思いのほか自由な時間も多く、部活動や学外活動など勉強以外のことにも積極的に取り組むことができました。それだけ大学生活というものは開放的で自由です。

 研究について話をすると、私の所属する研究室では、陸上植物を用いて環境応答機構や生態学的意義の研究をしています。具体的にはモデル植物のシロイヌナズナやイネを用いて、光合成や呼吸が環境変化にどのように応答するか解明するというものです。陸上植物は動き回ることはないので、環境に柔軟に適応します。環境変動の多い昨今において、その適応システムの解明は重要です。

 私は主に、植物ミトコンドリア内に存在する呼吸鎖タンパクであるAOXについて研究しています。AOXは環境ストレス下で誘導され、呼吸鎖内に滞留する電子を消費することで活性酸素の産生を抑制すると考えられています。このAOXのストレス応答の仕組みを複数のエコタイプを用いて研究中です。